2007年11月17日土曜日

2008年JTU公認指導者講習会が開催されます。

〈初級指導者〉

2008年2月9日(土)〜10日(日)

〈中級指導者〉

2008年2月8日(金)〜11日(月)

〈場所〉

「生命の森リゾート日本エアロビクスセンター」

千葉県長生郡長柄町上野521-4



詳しくは、北海道トライアスロン連合ホームページを参照してください。

アドレス http://www.yeah.ne.jp/~htu/ 



詳しい問い合わせは担当の増田まで。(STU宛メール頂ければ転送致します)

トライアスロン日本選手権の動画配信

連絡遅れてすみません。
JTUのサイトで動画が配信されています。
ハンブルグ大会もありますね。

こちらからどうぞ

2007年11月5日月曜日

アイアンマンハワイレポート/沼田さんより

6月のアイアンマンジャパンでハワイの権利を取った札幌の沼田さんにハワイレポートを依頼しました。北海道からは希少なハワイ出場者となりました。



アイアンマンハワイ完走記

アイアンマンジャパンでハワイスロットがロ〜ルダウンして、幸運にもゲット。
日々スロットゲットの為に、練習に励んで居る方々には申し訳ないが・・・運も実力?
人生の幸運使い果たしたか?!
練習だけはしておかなきゃと気合いはあったが、7月上旬頸椎痛め1ヶ月練習出来ず、その後モチベ〜ション下がったまま10月が来てしまった。
これが、失敗だったと深く反省。人は失敗の数だけ成長する。どんだけ成長するつもりか?

兎に角、憧れのハワイ。記録よりも記憶?早くもスタ〜ト前から楽しんで来ようと気持ち切り替える。これは得意♪

前日、試泳では海がめに遭遇。最高に綺麗で泳ぎやすい印象。
ボランティアスタッフも充実して、英語苦手日本人には日本人スタッフが付いてくれた。
セキュリティ〜もしっかりして、前日車検と一緒に預けたバイク・ランバックは忘れ物をすると大変。2度と入れない?!
トランジット内は完全スタッフ付き添い。
あ〜サングラス入れ忘れちゃった。当日バイクに置いて置けばいいかぁ。

レ〜ス当日
1700名の受付ってどれだけ長蛇の列かと思いきや番号別に細分化されスム〜ズ。
バイク準備もボランティアスタッフが空気入れ持ってスタンバイしてるので、わざわざ持って行かなくても大丈夫だったかなぁ。

スイム:
7時スタ〜トに合わせてスタ〜トラインが100Mほど沖だったので2〜3分前に泳ぎ出せば待つ時間無く行けると計算したつもりが・・・・
2分弱早めにスタ〜トの号砲!え〜〜そんな〜〜〜遠くにスタ〜トした選手集団が・・・。
マレ〜シアじゃないんだから(爆)、時間には正確だと思ったのに〜〜
完璧な運営かと思いきや・・・まぁ〜お陰でバトルにも合わず、レ〜スを忘れるくらいの美しい海でUタ〜ンした付近はよほど深かったのか海底が見えず視界が真っ青になり
泳いでいる人達が空を飛んでいるように見えた。
ペ〜スメ〜カ見つけて気持ちよく泳いでいたのでアイアンマンのこの距離で初めてもっと泳いで居ても良いかな?と思ったが、でも、レ〜ス中だった(汗)。
スイム上がると見事に私のバイクだけがポツリ。そりゃそうだ。
それでも後には100人以上の人が居たみたい。約1700の参加者だと前後に人が居るので決して寂しくは無いのです(笑)

バイク:
大会レベルは当然高いから、早い方は凄い集団になってバイクでクラッシュ場面も多々あったらしい。優勝候補選手もリタイヤ続出?
そんな事は全く知らない、後方集団の私はすっかりこのイベントを楽しむ気満々で沿道の応援と交流?!
それでも得意のバイクでは少しは追いつこうとスタ〜トから頑張りすぎたのか、いつもならここで取る補給食が食べられない。
それに何だか調子が変。股関節が痛くなってきた。
7月練習出来なかったからか・・・その後はバイクはもう良いかぁ〜〜などと豪語して罰当った?反省しても既に手遅れ。
どこかで治ると信じて騙し騙し〜100キロ位から痛みが感じなくなり頑張れると奮起したが、今度は向かい風に苦しみ体力気力が奪われていった。


バイクコ〜スはオロロンを思わせる真っ直ぐでまわりは溶岩だらけの人家は全くない景色、多少のアップダウンしか見えないが、行きは途中凄い横風!DHポジションが怖い!スピ〜ドが出ない!登りか?
折り返しは下り♪って思いきやまた平坦に見えるけど登り?向かい風!進まない・・・
これが噂のkona windか〜〜。
長万部の向かい風を思い出した。あの時も時速15〜6キロまで落てたなぁ。平坦で真っ直ぐな道なのに。
残り10キロほどで車で応援していた知人に声かけられ、急にスイッチが入りそこから爆走?!ちょっと遅かったな(笑)

ラン:
いつもはランスタ〜トはヘロヘロで調子が出るまで5〜10キロくらいかかるのに、バイクで足を残したせいか、最初から調子が良い。といっても何とか走ってる程度。
沿道の応援は明るく楽しいので(流石欧米!)気分もハイに愛想振りまいて走る。
何だかとっても気分は余裕で、記録なんて気にせず参加してることを楽しむぞ〜。
ところが日が暮れると真っ暗に!勿論溶岩だらけの何もない誰も居ない道。月明かりでもあれば良かったのだが、あいにく雲に隠れていたようで、わずかに選手が持たされた蛍光燈だけが頼り。こうなると急に精神的にキツイ。
足元はホントに平らなの?不安で激走できず(爆)
でもゴ〜ルの街に近づくと街灯があり、応援する人が増えて来て最後のフィニッシュロ〜ドの歓声は凄い!
激走出来なかったお陰でゴ〜ルしてもダメ〜ジ少なくて、今まででなら吐き気やら、ゴ〜ルした途端まともに歩けなかったりしたのに、今までで一番元気でした。
記録は自己記録更新には遠く及ばなかったですが、しっかり楽しんできました♪

制限時間は17時間なので、2時間前からゴ〜ルで観戦してアイアンマンハワイを満喫です。やはりその頃ゴ〜ルする人は高齢の人や障害を持った人が目立ちます。
腰を曲げてヨタヨタのおじいちゃんが・・・あの距離をあの風の中は走って来たなんて驚愕です。
両足失った大男のアメリカ人とはコ〜ス上で何度もすれ違いました。(コ〜スが往復する箇所があるので)
バイクは健常者と同じもの。ランは義足です。巨体なので尚大変そう〜。でもしっかりゴ〜ルしたときは観客からも凄い歓声!何だかとっても感動。
車椅子の人はバイクもランも手を使います。登りは大変きつそうです。しかもあんな真っ暗な道、私以上に大変だったでしょう。凄いなぁ〜〜

有名な70代シスタ〜とはゴ〜ル数キロ手前の街に入ったところですれ違いました。これから折り返しに向かうの?まだ時間はあるかな?残念ながら完走は出来ませんでした。
でも素敵な笑顔で挨拶を交わし、心から参加することを楽しんでいる様子です。
やっぱりハワイって〜コナ〜っていいなぁ。
ここにはトップレベルとは違った、もう一つのアイアンマンがあった。



来年は30周年。アワ〜ドパ〜ティ〜では強豪エイジ達は来年どこに行ってスロット取る?って話してました。
完走するだけで達成感あるスポ〜ツだと思って始めたのに・・・そんな私がここに居る。
もう翌日からは来年のスロット目指して厳しい戦いが待っている?
色々なレベルの人が、同じ土俵で語り合えるのもトライアスロンの良いところかもね。
河原選手は、日本人ダントツ一位!25位。
やはり日本一腰の低いトップアスリ〜トでした。どこかですれ違っているはずですが、全く分かりませんでしたが。
ほぼ強豪エイジの集まりの大会ですが、私レベルでも十分楽しく参加させて頂きました。
関係者全ての方々に感謝したい気持ちです。ありがとうございました。

2007年11月1日木曜日

沢田愛里選手の日本選手権レポートです

「5度目の日本選手権」

終わってみれば、結果は26位。
毎年のことながら、完走者のスイムラップの最下位は例年どうり私。

バイクは後ろから迫り来るトップ集団から、必死で逃げる展開。
これまた例年通り。

でも、例年と違っていたのは、ゴールの瞬間に笑顔がこぼれたこと。

自分としては不甲斐ない結果であることは十分に認識していながら、まさか笑顔でゴールするとは思ってもいなかった・・・。

ゴールのアナウンスが「沢田選手が笑顔でゴールに向かっています!」と言うのが聞こえて、気が付いた。

あっ、私、嬉しいんだ、って。

それはきっと、この大会に至るまでの過程が、自分の中で最高なもので、ここまで積み重ねたことに後悔はないから、スイムの失敗が命取りになったのは事実だけど、最後まで走りきれたことに幸せを感じたからだと思う。

去年の日本選手権が終わった直後、オフを入れずにこの日本選手権に向けてトレーニングを開始した。

トップアスリートのもとへ出向いたり、道外のチームに学ばせてもらったり。

それを札幌へ持ち帰り、ペースメーカーの方や、スイミングのコーチのもと、スイム強化に取り組んだ。

その成果が9月のジャパンカップ村上大会の優勝となり、努力がカタチとなった。

そして、特に大きな怪我や故障もなく、無事日本選手権のスタートラインに立つことができた。

スイムから上がって、バイクラックに掛かったバイクの台数の少なさに「あちゃ〜!」と思っても、先頭集団にラップされそうになっても、「絶対完走できる!!」という自信は失わなかった。

たくさんの声援に背中を押されながらプロムナードを駆け抜ける自分の姿は、何度も何度も想い描いていたから。

あれだけ、バイクで足を殺して、まさかここまで走れるとは思っていなかったけど。

結果は、結果で受け入れて。反省もして。
その上で、次につながる手ごたえと、トライアスロンの最高峰の舞台で戦える幸せを持ち帰ってきた。


この場をおかりして、応援してくださった方、練習にお付き合いいただいた方、私にかかわるすべての方に感謝申し上げます。

そして、今後も沢田愛里が、トライアスロン選手として開花できるように支えてくださるよう、お願いいたします。

JR北海道 沢田愛里